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Slot 1 : ウィキペディア日本語版
Slot 1
Slot 1 は、いくつかのインテルのマイクロプロセッサで使われたスロットの、物理的・電気的仕様のことである。Slot 1 は SC242とも呼ばれ、CeleronPentium II 及びPentium III で使用された。シングルプロセッサ向けと、デュアルプロセッサ向けの設計が、それぞれ実装された。
Slot 1 は、Pentium 以前のプロセッサで使われていた、正方形の ZIF PGA/SPGA ソケットを使用しなかった。代わりに、PCI スロットに似た形状の 242 ピンのエッジコネクタを持つ、シングル・エッジ・コンタクト・カートリッジ (SECC) に CPU を搭載した。
このような形状になったのは、PentiumIIの設計において、2次キャッシュメモリをコアの中に組み込む事を諦め、メモリチップをコアの外に出したためである。
集積技術の発達で大量の2次キャッシュがコアに組み込めるようになると、このような設計をする必要がなくなり、CPUは再びソケット形状に回帰していくことになった。
CPUが大型化したため、ソケットへの復帰過渡期には、アップグレード用にソケット形状のCPUを、Slot 1に挿すためのアダプタ(下駄)も提供された。(中には、VAIO PCV-R50系のように、メーカー発売時点でSocket370のCPUをアダプタでSlot1に挿して発売している例もある)
Slot 1 の仕様は、Socket 7 よりも高いバスレートを可能としており、Slot 1 のマザーボードは、GTL+ バスプロトコルを使用していた。
一部の 350 MHz 及び 450 MHz の Pentium II と、ほとんどのSlot 1 の Pentium III は、改善された SECC2 で提供された。
CPUを固定するリテンション・クリップは、SECC2 リテンション・クリップは SECC パッケージのCPUを固定することができるが、SECC のクリップは SECC2 パッケージのCPUに対応できないため、注意が必要である。
AMD が使用した Slot A は、形状は同一のものであったが電気的な互換性はなく、誤挿入を避けるために取り付け向きも逆になっていた。Slot A用のCPU(Athlon)も当初はキャッシュメモリがコアと分離されており、Slot Aが採用された経緯はSlot 1のそれと同じである。こちらも後にソケット形状に移行した。

== 仕様 ==

* 対応チップ形状
 * シングル・エッジ・コンタクト・カートリッジ (SECC) - (Pentium II)
 * シングル・エッジ・コンタクト・カートリッジ 2 (SECC2) - (Pentium III)
 * シングル・エッジ・プロセッサ・パッケージ (SEPP) - (Celeron)
* ピン数
 * 242ピン
* バスプロトコル
 * GTL+
* FSB
 * 66, 100, 133 MHz
* 電圧範囲
 * 1.65 ~ 2.80 V
* 対応プロセッサ
 * インテル Pentium II (SECC & SECC2, 233~450 MHz)
 * インテル Pentium III (SECC2, 450~1133 MHz)
 * インテル Celeron (SEPP, 233~466 MHz)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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